くはらクリニック 久原院長先生

―まず、久原先生のお話を伺う前に。ホームページに診療予約システムを入れていますよね。あれには驚きました。

そうですか？そんなに驚くことかなぁ・・・（笑）

―失礼な物言いかもしれませんが田舎の町のクリニックさんで診療予約システムを入れているなんて・・・という気持ちでして。

でも実際に「待ち時間をどうにか出来たら・・・」とお話するお母さんの声が以前より多かったのは事実で、私自身も待ち時間が少なることはお母さん方の負担を下げることになると考えていました。それに加えて、インフルエンザが流行する季節は院内も混雑するので、導入することを決めました。導入後は、お母さん方から「すごく楽になった」という声をもらったりしていますね。

―お母さまの声に耳を傾けていらっしゃるのですね。そんな久原先生は小児科を標ぼうされていらっしゃいますが、くはらクリニックはどのようなクリニックか教えてください。

一言で言えば、お子さん中心の診察を心がけています。表情とか全身とかを観察して正しい診療、当たり前の診療をするように心がけています。お母さんの言っていることは、とても大切です。よく聞いて参考にしています。さらにお子さんの症状や些細なことを見逃さない診察を心がけています。また、抗生剤は極力使わない方針をとっています。今は高齢者の方も受診される方も増えており、お子さんだけでなく、地域のかかりつけ医として地域に根差した小児科・内科でありたいと思い診療しています。

―お子さん中心の診療において、正しい診療、当たり前の診療とは、どのようなものでしょうか。

お子さんが病気の時のお母さんの心の中は、今この子が苦しんでいることを楽にしてあげたいという不安な気持ちでいっぱいだと思います。そんな時に私は病気の予測をしてあげるよう心がけています。病気のことを極力説明し予想される日数とかを、資料などを交えて説明するようにします。基本的には再診とは言いません。3日経っても続くようなまた来てねと言うようにしています。お母さんの気持ちに立ち、お子さんに無理がかからない。そういうことを大切にしています。

―久原先生がくはらクリニックを開業しようと思ったきかっけを教えてください。

ここは実家のある場所ですし、いずれ地元の東みよし町で開業しようと考えていました。20年以上前のことになりますが、当時私は勤務医として小児科に在籍していましたが、勤務医は転勤があるのでご家族のことや背景が分かってきた辺りで転勤となってしまい、もっと地域で関わっていくような医療をしていきたいと考えるようになりくはらクリニックを開業することにしました。

―患者さんとのエピソードなどありますか。

家族全員で受診される方なんかもいたりしてね。段々と地域の顔を知っている関係になってくるから、子どもの頃に受診していた方が親になって自分の子どもを見せにくるということもあったりしますね。

―先生からみた東みよし町の魅力はなんでしょうか

田舎だけど住みやすいと思います。スーパーとかお店も近いかなと思います。私は仕事上の都合で徳島市内へと行く予定が多いけどインター（吉野川スマートIC）が出来てから利便性が格段に上がったと思うかな。

―ありがとうございました。

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