【このページについて】
東みよし町の子どもたちが小学校の授業で取材した地域の魅力を、一部ではありますがそのままの形でご紹介しています。
各小学校区の子どもたちの目線でちいき探索をしてほしいという願いと、東みよし町の地域と学校を繋げる教育方針を実感してほしいという想いからです。
子どもたち目線でお地域の魅力発見をお楽しみください。
赤と青と緑と白が印象的な観光列車「四国まんなか千年ものがたり」。土曜日、日曜日には、岡山や愛媛などからも撮り鉄さんがやって来る。
地元の人が、しあわせの黄色いハンカチをふっている。かかしたちも、地元の人といっしょに手をふっているようだ。その名も、「おもてなかかし隊」。地元の方の手作りだ。鉄橋の下に広がる田畑で列車を出迎えている。
県道1・2号線を池田方面に進むと、吉野川をまたぐ鉄橋(吉野川橋梁)が見えてくる。昭和4年に建設されたJR土讃線で、特急アンパンマン列車も通る。撮り鉄さんだけでなく、地元の子ども達にも人気の、山と列車がきれいに写るおすすめのビュースポットになっている。
きれいな見た目が人の心をひきよせる遊山箱。徳島の伝統工芸品だ。
昔のお花見には、遊山箱を持ってお花見に出かけることもあった。今では、ほとんど使われることがなくなっており、それほど知らない人も多いが、徳島の伝統工芸品をほこりに思う。
「四国まんなか千年ものがたり」では、お弁当の中身が春夏秋冬で変わるという。地元の食材やお米を使って作られている。すばらしい見た目から、作る人の苦労がわかる。
遊山箱のデザインは、JR四国だそうだ。木のぬくもりや落ち着きがあるから決めたそうだ。
「四国まんなか千年ものがたり」の観光列車を笑顔で迎えるかかし達。手をふっているように見える。かかしは何体もいるのだが、それぞれに名前がある。心がいやされる。
かかしは、観光列車のお客さんをおもてなしするために作った。かわいいかかし達のいる場所は、地元の子どもや大人も楽しんで来れる場所。田んぼが広がり、列車が通る鉄橋の風景は、撮り鉄さん達がよく撮りに来る。
両手を大きく挙げ、鉄橋を見上げる「おもてなかかし隊」。名付け親は、JR四国・土讃線を走る「四国まんなか千年ものがたり」のアテンダントさんだ。
かかしは、藤本さんご夫婦の手作りだ。最初の10体は、2日間で仕上げた。骨組みには木やパイプなどの廃材を利用している。かかしの衣装は、ご近所さんが着なくなった服や小さくなった子供服。名前のついているかかしもいる。
今では、そのかかしも34体になった。目標は、50体だそうだ。
「1時間くらいで作れる。」というかかし作りにも苦労がある。手を上に上げてふっているように見せるのが大変だそうだ。
それでも、列車からたくさんのお客さんが手をふってくれることに感動し、幸せな気持ちになるので「四国まんなか千年ものがたり」が走り始めてから、2年間、雨の日も風の日も雪の日も台風以外はカッパを着ておもてなしを続けている。
のどかな田園風景が広がる吉野川ぞいにある鉄橋。たくさんのかかしが手をふっている。温かいおもてなしの風景に包まれる中、「四国まんなか千年ものがたり」の観光列車が通る。
「四国まんなか千年ものがたり」は緑、青、赤、白の4色。周りの景色を味わうように、鉄橋付近に来るとスピードをゆるめる。
鉄橋を通る列車に手をふったり、阿波おどりをしたり、黄色いハンカチや大きな旗をふったりして乗客におもてなしの心を届けている人の姿が見える。
かかしやしあわせの黄色のハンカチ、大きな旗を手作りし、おもてなしのリーダーをしているのは、藤本さんご夫妻。時間が許す限り、鉄橋の近くまで行きおもてなしを続けている。
「1時間くらいで作れる。」というかかし作りにも苦労がある。手を上に上げてふっているように見せるのが大変だそうだ。
それでも、列車からたくさんのお客さんが手をふってくれることに感動し、幸せな気持ちになるので「四国まんなか千年ものがたり」が走り始めてから、2年間、雨の日も風の日も雪の日も台風以外はカッパを着ておもてなしを続けている。
かかしと一緒に、近所で田んぼや畑仕事をしている人や列車好きの人もやって来て乗客におもてなしの心を送っている光景は、たくさんの人たちを笑顔にしている。
阿讃サーキットは、大きな道から、30分ほど走ったところにある。行く道中周りは、山にかこまれていて、自然がいっぱいの場所だ。
阿讃サーキットのコースは、入ってすぐにある。1005m、幅員は8m~12mもありすごく長くて広い。コースのはしには、ポストという白い箱のようなものがある。それは、ドライバーに対して、前方にある危険の存在を知らせたり、いろいろな旗を振ることによって知らせるための目印になっている。
阿讃サーキットには、0番ポスト~7番ポストまである。例えば7番ポストで事故が起きたとしたら目印にするもの。0番ポストの横にはコントロールタワーがあり車のタイムを計ったりできる。
コースは、平らな道ではなく、上り下りがあり、急なカーブがいくつもある。走る時には、信号があるので、本当のレースを体験することができる。
ピットの下には、車をおくスペースもあり、そこでも車の改造や、車の検査をすることができる。一般駐車場、選手駐車場も併せて200台おけるので選手になって来たり、家族と来てお金を払えば、コースを走ることもできる。近くでレースを体験できるめずらしい場所だ。
サーキットには、見たこともないようなカッコイイ車がたくさんあった。黒くて、車高がちょっと低めで、エンジン音がとても大きくて迫力があった。
時速は、120~130キロメートルくらいだしている。車は、いろいろ改造されていた。車の後ろの座席がなかった。たぶん、車を、軽くするためだ。エンジンも改造されていた。車を、速くさせるためにいろいろ工夫しているようだ。
阿讃サーキットは、四国で一つだけのサーキットだ。車は、、秋と、冬の間が1番いい。わけは、夏は、車のタイヤが、すりへってしまうけど、今の時期は、ちょっと寒いけど、車のタイヤがすりへらないということを聞いた。だから、サーキットを走るには、今が一番いい時期だとわかった。景色もよくて車から見える景色が感動的だ。
ぜひ、四国の中央、阿讃サーキットで車を走らせに来てほしい。
優しく私たちを迎え入れてくださった増田さん。講習室へ行って阿讃サーキットについて教えてくださった。阿讃サーキットは、昭和62年に設立され、四国唯一の日本自動車連盟(JAF)公認のサーキットだ。
このサーキットは、増田さんが造り、28歳の時から働いている。阿讃サーキットを建てた理由は、当時東みよし町には何もなかったし、四国の真ん中だからいろんな県から人が来ると思ったからとのこと。今では大阪、京都など他県から走りに来る人が大勢いるようだ。現在働いている人は増田さんをふくめ、三人いるそうだ。
阿讃サーキットはいつでも車が走っているところが見えるという魅力があり、増田さんはとても親切な人だった。車やレースが好きな人はもちろん、あまり知らない人も一回行ってお話を聞いたり、レースを見たりすると魅力がわかるだろう。
学校から30分ほど走った山の中にある阿讃サーキット。山の中にあるのでだれも来ていないのではないかと思ったが、取材に行ったこの日は3人のお客さんがきていた。1年間にたくさんのお客さんがこのサーキット上に集まってくるのだそうだ。
お客さんは、香川県、高知県、岡山県かららきていた。県外から集まってきていることがわかった。3人ともレーサーではなかった。みんな車を走らせるのが好きな人たちだ。今の時季が一番いいらしい。理由は、夏だったらタイヤがすりへるから、今のすずしい季節に走りに来るのだそうだ。
最後にお客さんが車に乗せてくれた。初めてのスポーツカーだった。後ろには座席がなくエンジンが見えていた。大きなカーブも上手に曲がり、とても上手に運転していた。
車好きな人が集まる、町じまんのサーキット場だ。
阿讃サーキットの施設には、コントロールタワーがある。コーラの看板が目印の長くて大きい建物。コース内で事故があったり、何かあったりした時に報せるところだ。三階まである。
二階は、指令室だ。事故がおこったときに見えるように、モニターがいっぱいある。モニターには、車が走っているのが見えた。旗で指示をするようになっている。旗をふっていたら何があったので注意しなければない。
三階は、タイムを計るところになっている。パソコンでタイムを計るようになっている。こわれないように、パソコンを二台おいている。
阿讃サーキットで走るためには、講習を受ける必要がある。なぜなら、安全に楽しくコースを走るために必要だから、私たちも講習を受けることができた。四国で一つの日本自動車連盟公認のサーキットだ。また行きたいと思う。
裏山から枯れ葉が落ち、龍頭の湯のまわりに積もる。そこで作業をしているのは、福下憲八さんと関口治義さん。優しくインタビューに答えてくれた。子供の頃は増川小学校に通っていたお二人。今は別の地域に住んでいるが、増川笑楽耕に通って来ている。「増川の活性化を考える会」の一員だ。
濡れた落ち葉があり滑りやすい地面でも、力強く重い木を運んだり、枯れ木を集めたり、息ぴったりに協力しながらトラックに木を積みこんでいた。
実際に木を持ち上げようとしたら少しも上がらなかった。これを何十回、何百回もやっていると思うだけで疲れてくる。さすがにコツをよくつかんでいる。
呼び名が笑楽耕に変わった今でも、小学校の面影が残っている。校門の近くにある二宮金次郎の銅像だ。最近、金次郎の像は減っているが、ここにはまだ銅像があった。
綺麗な川や、人の優しさ、静かで空気も良い。秋には銀杏や紅葉などの色鮮やかな木々がたくさんあり、見所いっぱいだ。
夏には、ほたるがたくさんとびかう増川地区。昼間を流れる小川谷川の支流増川谷川沿いにある。紅葉の赤や、いちょうの黄色のあざやかさに、思わず「わあー。」と声が出た。
そんな景色を味わっていると、あたたかくむかえてくれた藤本さん。増川笑楽耕の管理をしている。やさしい笑顔で答えてくれた。
増川笑楽耕は、百年続いた増川小学校の校舎を利用して「増川の活性化を考える会」の16人の方々が交代で掃除や体験のお世話をしている。
笑楽耕という名前は、笑顔で楽しくいろいろな農林業体験ができるからだ。冬は寒さもきびさく、積雪することもある。その分春から秋は、たくさんの体験をすることができる。
農林業体験だけでなく、春には山菜や桜、夏にはホタル、秋には木々が赤や黄色に色づく豊かな自然を楽しむこともできる。
石段をのぼりつめると、目にとびこんできたのは一面にしきつめられたいちょうのじゅうたん。あざやかな黄色に目をうばわれる。
増川笑楽耕の北側にある三所神社だ。(別名三柱神社)笑楽耕の校庭で作業をしていた憲八さんが教えてくれた。神社には3つの命があり、3つとも織物(布)の神だ。
祭神は母親と子ども。子どもは速秋津彦命(はやあきつひこのみこと)速秋津姫命(はやあきつひめのみこと)の2つで母親は瀬織津姫命(せおりひめのみこと)の関係と言われている。
神社がある場所は元々猿川(ましかわ)と呼ばれていたそうだ。
小学校の校舎から見下ろせるバーベキューサイト。春は桜をながめ、夏にはとびかうほたるを楽しみ、秋はもみじやいちょうを楽しみながらバーベキューができる。
バーベキューをした後、バンガローや、研修交流室で宿泊することができる。
取材を通して「増川の活性化を考える会」の人達のあたたかさややさしさを感じることができた。人のぬくもりと豊かな自然を味うことのできるすばらしい所だ。
宮原さんにお話を聞くところによると二本栗キャンプ村には九州から北海道まで全国から自然が好きな人がたくさんくるそうだ。「ここにお客さんがきたらいいな、ここにきて自然をいっぱい感じてもらいたいなあ。」と思ったのがきっかけで、平成2年に宮原さんのお父さんらがこの二本栗キャンプ村をつくったそうだ。全て手作りだそうだ。
水は山の谷の水をひいているそうだ。このキャンプ村の宮原さんは数年前まで小学校の校長先生をしていた。なぜキャンプ村の管理人をひきついだかお話しを聞くと「この自然をたくさんの人に見てもらいたいから。」とおっしゃっていた。宮原さんはこのキャンプ村をついで2年になる。
二本栗キャンプ村は山の中にあるというだけに野生動物を見ることができるそうだ。もし、いのししやさるなどを見かけても余計なことはしないほうが良いそうだ。
とにかく二本栗キャンプ村はオーナーも優しく、自然も素敵なので楽しくて良いところだ。とにかくたくさんの人に来てもらいたい。
二本栗キャンプ村は本当に自然の多いキャンプ村だ。
遠くに四国山地の中津山、近くに中連寺の山頂がながめられ、夜は星も美しく見える。
ギボウシや米ツツジ、ホトトギスの群生も見られ体全体で自然を感じることができる。
春には、桜が満開し、キャンプ村が、桜の花びらでおおいつくされ、6月には、一面に植えてあるあじさいが一斉に咲き乱れる。
秋には、紅葉やいちょうの葉が紅や黄色に染まり、心が温まる。
私達が取材に行った11月には、他の木の葉がかれていく中、つばきの美しい白い花が、咲いていた。
11月からは、気温が下がり、キャンプ村に来るお客さんが減ってしまうのだが、あんなに美しいつばきを、お客さんにも見てほしいと思う。
他にも、11月には、ゆずの実が実り、キャンプ村がゆずの香りで包まれる。
こんなに自然の多いキャンプ村は、他にはないだろう。
一度、二本栗キャンプ村に、足を運んでみてはどうだろう。
二本栗キャンプ村は、阿讃山脈の中腹にあり、オートキャンプに最適のサイトが多数ある。11月に取材にいった時には、紅葉や、ゆずの香りですごくいやされた。
山に囲まれ、空気もすんで自然もいっぱい、いやしもいっぱいのキャンプ村である。
入場料は無料でオートキャンプ一泊区画料2000円ほど、他にも、毛布、テント、布団、食器などのレンタルなども充実している。バンガローには、冷蔵庫、エアコンが設備してあり、快適にすごすことができる。
二本栗キャンプ村では、たくさんの自然だけではなく、遊具、設備、サービスなどなど、すばらしい1日をすごすことができる。遊具や広場などあり、子供から大人まで思いっきり遊べる本格的な施設となっている。
キャンプ村は、3ヘクタールの広さがあり、休憩や散策をしながら自然を満きつでる。ニ本栗キャンプ村からは、レオマワールド、塩入温泉などに車で1時間てい度でいくことができる。
いろんなテーマパークに出かけていくのも楽しいが、自然の中で、様々な経験をするのもいいのではないだろうか。静かな世界で新しい発見があるかもしれない。
このキャンプ村の楽しみ方はたくさんある。こん虫採集、植物採集や、花のかんしょう、キャンプファイヤー、バーベキューなどがある。とくに、こん虫採集をすると、夏には子ども達が大好きなクワガタやカブトムシがとれるようだ。国ちょうの、オオムラサキが飛んでくることもある。
わらび、山つつじ、ギボウシなどの植物を採集することができる。とくにギボウシは、美しくかれんな花であり、見るだけで心がやすらぐ。少しはなれているが、小川谷があり、小川遊びやつり、アメゴをつることができる。(入漁券3000円が必要)
この取材した日は、管理人の宮原さんの好意で、ゆずの収獲を体験させてもらった。ゆずの木には、黄色に実ったゆずがたくさんなっていた。
ゆずの香りが、ほのかに香り、とても気持ちよかった。初心者でも、簡単にゆずを取ることができた。
レンタルでバーベキューの道具を貸してもらえる物があるので便利だ。
手作りがいっぱい、自然いっぱいのキャンプ村。自然を思う存分味わえる最高の村だ。
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